石垣島 キビ作業で働いてみた②

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さて前回のキビ植え作業 の続編です。

まだ読んでいない方は 働いてみた ←クリックして読んでみてください♪

私と愉快な相棒、そしてこの道10年以上のベテランさんとの計3人、でキビ植え作業を今日も行います。

ベテランさんは、段取りも作業も効率的に素早くこなす超絶技術者で、ミスもなくとても頼りになる人です。

そして我が相棒、石垣島出身の齢60になる彼は、タバコとギャンブルと酒をこよなく愛し、

ごく自然に超絶口臭を放つのであります。

きょうもさっそく畑から畑へ。

石垣島 キビ植え作業
我々が利用するマシンたち。

日本では知らない人はいない農業機械有名ブランド、ヤンマーの猫虎。

あ、間違えました、エコトラ でした。

旭小林の歌やゴルゴ13では謎の暗号にも使われる赤いトラクターなのであります。

石垣島 キビ植え作業
もちろんごくごく当然のこととして、ブレーキは効きません。

勘違いしてはいけません。ヤンマーの農機具はブレーキが効きます。

ここにあるこの機械はまったくきかないのであります。
クラッチは2センチほど足を浮かせると カコーン!! と、背もたれで脊髄を打突されるほどの急発進やバックをするのであります。

しかも、

悪路長靴カカトが着かない高さ というハンデのある状態ですから超繊細なクラッチワークが必要です。
「すぐ戻るから作業をしておいてね」とベテランさんは別作業へ。

サトウキビ 作業

「乗れ。」

相棒の2文字で私が運転役に決定。

キビ畑に点在する束にされたキビを、エコトラ後部につけた爪ですくって1ヵ所にまとめる作業。

何度も往復や切り返しをする度、 カコーン!!  カコーーン!!

と脊髄を打突される私。  クラッチの遊びの無さったらありゃしない!
私は叫びたい。

全国に。  「みなさん! 砂糖はこうして作られているんですよ!!!」  と。

その操作の難しさといったらもう、足指で持った筆で、米粒に般若心経を書くに匹敵すると思う。

あんなになんでもできるガチャピンでさえ、このトラクターには挫折するはず。
数度の往復中、微妙な操作もカラダで覚えるように努力をしている私に

「もっとこっちによせろ!!」

「まったくよ!!」

「もう一回バックだ!!」

「止まれ! ストップ!」
皆さんの想像する数倍のデシベルで、相棒は何度も叱咤激励してくれる。

言っておくが、相棒はトラクターに乗らないのでなく、 乗れないのである。

ユニック(移動式クレーン)も操作できないのである。

サトウキビ 収穫作業

これが移動式クレーン

乗らないから操作の難しさがわからない。 なのに怒鳴る。

だから怒鳴る というのが辻褄があうのかも知れない。

「 もういい! 俺は乗らない!! 」

私は少しキレた。 相棒に告げ、トラクターを降りた。

仕事なのにオトナゲ無かったかもしれないが、相棒はもっとオトナゲ無い。

「 相棒、続きやってくれ! 俺がそっちの作業をするから! 」
相棒は無言でタバコを吸った。    そして乗らない。
乗れない が正解であることを私は知っていた。

乗れる人 に怒鳴られるのなら私も納得できる。

がしかし、こんな難しいマシンは鈴木亜久里でもマシリトでも乗れないんじゃないか!?
相棒は乗らない。
ただただ、 畑に静寂が訪れた。  北風が、ときおりざわわを奏でているだけだった。

二人の間に気まずい空気は無かった。

相棒はそんな繊細さを持ち合わせてはいなかったから。

今までの私なら辛抱していた場面だったが、時給に見合わなさすぎる場合は、

それ以上超えることをしないほうが身のためであることを行動しただけにすぎない。

あした仕事ないから休みな!」 と簡単に前日の夕方に言われるような捨て駒扱いの仕事に

努力を重ねるとこっちが欝にでもなってしまいかねない。
言いたい放題の相棒に、こっちだって言わせてもらっただけだ。
ざわわ  ざわわ と、まだ刈られていないサトウキビが風を見せつけてくる。
相棒は黙ってタバコをふかしていた。

私は言いたい。
「 砂糖はこうして作られているんです 」

この一件は、

ベテランさんが戻って来て、「あれ?どうしたの?」と、

まだ作業終わってないの? 的な顔で尋ねられたが、
「ブレーキ効かない! 相棒に運転してもらって俺はこっちの作業やる」

と伝えた。

マシンの難しさと、作業員同士のよくあるチョイ揉めを何度も見てきたのだろう、

全てを一瞬で見抜いたベテランさんはいつも通りマシンに乗り込み続きをなんなくやってのけた。
私は思った。

彼は足指で般若心経が書けるはず。

一箇所に集めたキビの束をトラックに積み込んでゆく。

石垣島 キビ作業

いつも通りとんでもない過積載を済ませて畑へと移動。

一番したっぱの私がいつも運転手だけれどいつも思う。
過積載の罰金はボスが払ってくれるのだろうか??
事故を起こす危険性もすごいんだけど、そういうのは想定しないんだろうなぁ。
そんなことを考えながら今日も相棒とふたり、耕された畑で

リズムよく長いサトウキビを機械に差し込んでいく。

スコッ、スコッ、スコッ、スコッ、スコッ

サトウキビ 作業

お昼は60分休憩。

石垣島の2月は曇りも多いので、畑やトラックの荷台で横になる。

虫やゴミ土まみれだけれど、現場作業の合間だったらどうしてこんな所で伏臥できるのだろうと自分でも不思議。

普通に生活していて、畑で伏臥することなんて考えもつかないのに。

相棒はいつも出勤前にファミマで買うお弁当が昼食。
吸い込んでいるのかな?  と思うほど食べるのが早い。

食べ終わった弁当ガラは、畑であろうと道ばたであろうとガンガン捨てる。

毎日捨てる。 捨てなかった日はない。 曜日も関係ない。

彼にとって地球は大きなゴミ箱のようだ。
先日などは移動中に飲み終えた健康ドリンクの空き瓶を普通に窓から捨てていた。
走る車窓からビンを投げる人を私は初めて見たかもしれない。
相棒よ、キミは過激派かテロの手先なのかい?
ちなみにベテランさんも普通に捨てる。
飴の袋すらポケットにしまう私が間違っているのかと錯覚する現実がここには存在する。


別日で、この日はビニールハウスの作業があった。

日差しと年月で癒着しすぎた20メートルほどの広いビニールを細いパイプ足場だけの頂上で引き上げる。

危険も汚れもすごかったけれど内容は割愛。

サトウキビ 作業
セマルハコガメが普通にウロウロしていて癒された。

しかも逃げずにウロウロしている。

バナナの上にのせてみた。

サトウキビ 作業

かわいいな。

やっと終業

汗と泥水まみれになった帰り道、トラックを運転しながら気になっていた事を尋ねた。
「 いつも重量オーバーだけど、捕まったら罰金はボスが出してくれますかねぇ? 」
助手席でタバコをふかしながら寛ぐ相棒はこう言った


島でそんな取締りあるわけないだろうが


そして窓から吸殻を捨てた。

砂糖はこうして作られているんです。

私はこの仕事を辞める決意をした。

サトウキビ 作業

今日も最後まで読んでくださり ありがとうございました。

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