タイトルが高品質なダジャレで始まった今回は、離島生活には欠かせない船のお話です。
八重山の各離島にはスーパーマーケットは無いので、離島島民のみなさまは定期的に石垣島に買い出しに来ることがひとつのイベントになっています。
ちなみに、離島にある小さな商店も、石垣島のスーパーから買ったものを自分のお店で売っているという仕組みなのです。

船で運ばれる生活用品
離島の商店で買い物をされた観光客の皆様、あの価格は「高い」のではなく当然であるともいえるのです。
しかし! 冬は!
10月頃から本格的な北風に変わり、定期船は欠航する確率が跳ね上がります。

定期船の時刻表
「念願の常夏!南国の八重山離島生活!」のイメージとはほど遠い現実がここにはあります。
高速定期船(客船)も欠航、大きな貨物船すらも欠航します。
欠航しやすい島
というのがありまして、
北風の影響をモロにうけて波がうねりにうねり、歴戦の船長も諦めるしかない航路があるんです。
欠航しやすい港は、

欠航 の赤色
西表島の北側にある「上原港」
鳩間島 そして 波照間島
この3ヶ所です。
このうち、西表島の「上原」が欠航になっても南側にある「大原港」は欠航にならないのでそんなに困ることはありません。
欠航で結構だ!
離島で生活するというのは、そういうものなのです。
欠航なら欠航で、それすらも受け入れてしまうフトコロの深さができてしまうのが離島生活なのです。
餓死することなんてありえませんし、海保や自衛隊が出動するほどの大きな問題になったこともありません。
各島にはヘリポートがありますけれどヘリで物資を運ぶほど深刻になったことはないです。
止まない雨が無いように、凪ない波は無いのです!

離島にピザ配達
都会のように出来上がってしまった町には決して無い魅力がここにはあるのです。
足るを知る人々と、足りていても「足りない」と感じる人々など様々です。

大勢の観光客の皆様
冬の離島に行く皆様、
これら3ヶ所は
結構欠航しますよ!
大事なことですし、面白いダジャレなので太字にしておきました!
よい旅を!