ボクサーが最初から打ち合わない理由

ラストイヤー は 「最後の耳」だと思っていた、英語力抜群の「石垣島チャンネル」管理人イマダでございます。 みなさまおはようございます。


2016年の年末も、世界タイトル試合がありました。八重樫選手、井上尚弥選手などなど、注目のボクサーがいる時代になりましたね。

個人的には井上選手が具志堅用高レジェンドの13回防衛記録を超えると思っています。

ちなみに、石垣島には 「具志堅よう子」さんがいると聞いたことがあります。

そんなことはどうでもよく。

ボクシングの試合を見ているとよくある光景なのですが、最初の1Rをほとんど打ち合わない。 というアレ。

プロボクサー経験者なら読む必要もない記事ですが、観ることが好きなアナタに、ちょっと知っておくと なるほどな、 となるかもしれない、ならないかもしれない、 今日はそんな内容です。

距離をつかむため?

TVで放映されるほどのタイトルマッチといえば、選手もトップクラス。鬼も逃げ出す猛練習を何度も重ねたものすごい人たち。

そんなプロでも試合開始、最初の1Rからバンバン打ち合うことはまずありません。

それはなぜでしょう?

ペースを掴む、場を握る、相手を測る、などなどいろんな要素もありますが、観ている人には非常に解りづらい理由もあるんです。 それは、

殴る理由がない

ということ。

「は?」 「なにいってんの?」 という声も聞こえてきそうですが、

いやいやいや、もう少し読んでください、これは本当のことで、経験者ならわかることのひとつなんです。

ボクサーは殴るのが仕事

この日のために、どれほど練習してきたか、相手を倒さなくてはすべて失う。

こんな環境におかれているプロ中のプロが、同じく、いやそれ以上の決意をもっている相手と対峙するわけです。

殴るといっても、スポーツ。 倒してこそ、とは言っても自分はチンピラでもない。

怒りの感情が振り切れば、人は簡単に相手を殴ることができます。

ボクサーでなくても、防衛本能や、愛する家族を守るためなら目の前の暴漢に、男は立ち向かうことができます。

格闘技観戦好きならおわかりですが、試合がヒートアップするときというのは、

殴られた選手が殴り返し、さらに殴り返し返され、の繰返しで連打の応酬があるとき。

プロのパンチはとんでもない痛さで、冷静に試合をしていてもやっぱり痛くて殴り返したくなる。 殴り返したくなるのは当然で、技術を応酬したい気持ちもあるかもしれない。

先ほども言ったように、プロの世界は格が違う。

練習量も苦しさも、世界で数人しかこなせないような事を毎日毎日、真面目にずっとやってこられた人たち。

「オイコラなに見とるんじゃ」 とケンカっ早い街のゴロツキでは絶対出来ない苦しい道のりの先にあるのが、プロボクサーの世界。

チンピラの沸点 との違い

苦しいことを真面目に真摯にコツコツこなせる人は繊細だったり丁寧だったり、諦めず逃げなかった本当に優秀な人たち。

そんな人たちは、

ゴングひとつで 「はい殴り合いなさいー」 と言われて、親のカタキでもなんでもない相手を

ボッコボコに殴りはじめることなんてできない人たちでもあるんです。

もしそれができるならそれはもう どこか壊れてる人かもしれない。

「それは違うよ。最初から殴り合ってたら体力が持たないからだよ」

そんな意見はもうちょっと、ほんと、ごめんなさいですが、プロは全然平気でできる体力を持っています。 畑山vs坂本の壮絶な試合を見るとそれが証明のひとつになります。

誰が為に君は殴る

勝てば賞金が何億も入る。 家族が喜ぶ。 タイトルが手に入る。

これだけで、人は人を立てなくなるまで殴れるものだろうか?

不自由のない日本で育った選手ならなおのこと。

応援してくれる人がいるからこそ、選手たちはあの苦しさを超え続け 闘い続けられるのだと思う。

殴る宿命をもつプロボクサーの心に潜む、繊細なやさしさ を少しでも感じ取って今後の試合を観ると

少しちがった感情が湧くのかもしれませんね。

余談ですが、格闘家の武田幸三選手と 八重樫選手は顔がそっくりです。

自分からはボコボコにしない、けど打ち合ってきた相手に容赦なく打ち返すスタイルも同じ。

ココロにある優しさ も同じだと感じています。

今日もさいごまでおつきあい ありがとうございました。

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